内科一般

膀胱炎かな、と思ったら。

排尿のたびに痛む、トイレが近い、残尿感がある。膀胱炎は、こうした症状から始まることがほとんどです。原因の多くは細菌によるもので、抗菌薬を数日間服用することで改善が見込めます。オンライン診療でご相談いただける症状のひとつですが、発熱や背中の痛みを伴う場合は、対面での受診が必要です。

水分をとりながら休む様子と、トイレの場所を示す案内

診察・検査・処方の要否は、医師が診察のうえ判断します。強い症状や急な悪化があるときは、オンライン診療ではなく救急(119)または対面での受診をご検討ください。

こんな症状が出ていませんか

  • 排尿の終わりごろに、しみるような痛みがある
  • トイレが近く、行ったばかりなのにまた行きたくなる
  • 出しきったはずなのに、残っている感じがする
  • 尿がにごっている、いつもと色が違う
  • 下腹部に重い感じや、鈍い痛みがある
  • 排尿のあとに、不快感が続く

同じ症状でも原因は複数あり、症状だけで病名が決まるものではありません。いつから、どのように続いているかを医師が確認したうえで、必要な検査や受診先をご案内します。

こんなときは、対面での受診をおすすめします

以下にあてはまる場合は、膀胱炎以外の可能性や、より広い範囲に炎症が及んでいる可能性があります。

  • 38度以上の発熱がある 腎盂腎炎に進行していることがあります
  • 腰や背中に痛みがある 同じく、腎臓に炎症が及んでいるサインのことがあります
  • 吐き気や嘔吐がある 内服だけでは対応できない場合があります
  • 尿に血が混じる 他の疾患との区別が必要です
  • 短い期間に何度もくり返している 背景に別の原因が隠れていることがあります
  • 男性の方 前立腺炎や尿道炎など、別の疾患の可能性を考える必要があります
  • 妊娠中の方 使えるお薬が限られ、経過の確認も必要です
  • お子さま 尿路の構造的な問題が隠れていることがあります

強い胸の痛み・呼吸困難・意識障害など、緊急の症状がある場合は、オンライン診療ではなく救急(119)または救急外来をご利用ください。 判断に迷うときは、救急安心センター事業(#7119)などの電話相談もご利用いただけます。

考えられる原因

急性膀胱炎

最も多い原因です。大腸菌をはじめとする細菌が尿道から膀胱に入り、炎症を起こします。冷え、疲労、排尿をがまんすること、水分不足などが引き金になることがあります。

腎盂腎炎

膀胱の炎症が腎臓まで及んだ状態です。発熱や腰背部の痛みを伴い、点滴や入院が必要になることもあります。膀胱炎と自己判断せず、対面での受診が必要です。

尿道炎

性感染症が原因のことがあります。男性の場合は特に、この可能性を考える必要があります。

過活動膀胱

細菌感染がなくても、頻尿や尿意切迫感が起こることがあります。痛みを伴わないことが多く、治療の方針が異なります。

間質性膀胱炎

膀胱に慢性的な炎症がある状態で、抗菌薬では改善しません。症状をくり返す場合に考えられることがあります。

オンライン診療でできること・できないこと

できること

  • 症状の経過をうかがい、膀胱炎らしさを評価すること
  • 対面受診が必要な状態かどうかを見極めること
  • 典型的な急性膀胱炎に対して、抗菌薬を処方すること
  • 再発をくり返す場合に、生活面での注意点をお伝えすること

できないこと

  • 尿検査(尿中の白血球や細菌の確認、尿培養)
  • お腹や背中を実際に押して痛みを確かめること
  • 超音波などの画像検査

つまり、オンライン診療では症状の経過から判断することになります。典型的な経過であれば十分に対応できますが、非典型的な場合や、上記の対面受診の目安にあてはまる場合は、診察の途中でも対面受診をご案内します。

治療とお薬の考え方

急性膀胱炎の治療は、抗菌薬の内服が基本です。多くの場合、数日間の服用で症状は改善します。

処方するお薬は、症状や経過、これまでの治療歴、アレルギーの有無などによって選択します。セフカペン(フロモックス)、レボフロキサシン(クラビット)、シタフロキサシン(グレースビット)などが用いられることがあります。どのお薬が適しているかは診察のうえで判断しますので、ご希望のお薬がある場合も、まずはご相談ください。

症状が改善しても、処方された分は飲みきってください。

途中でやめると、症状がぶり返したり、細菌が薬に抵抗性をもつ原因になることがあります。

服用から2〜3日たっても症状が変わらない、あるいは悪化する場合は、診断の見直しが必要です。早めにご連絡ください。

治療の方法や薬の選択は、診察のうえ医師が判断します。ご希望のお薬の処方をお約束するものではありません。

受診の準備と、診療時間・費用

診療時間

オンライン診療 月火水木金土日
午前 9:00〜13:00 診療あり 診療あり 診療あり 診療あり 診療あり 診療あり 診療あり
午後 17:00〜21:00 診療あり 診療あり 診療あり 診療あり 診療あり 診療あり 診療あり
  • 月曜日から日曜日まで、原則として毎日診療しています。
  • オンライン診療は完全予約制です。
  • 日によっては、診療時間が短くなるなど変更となる場合があります。実際の予約枠は「LINEで診療を予約する」からご確認ください。

受診の準備・流れ・費用

ご用意いただくもの、ご予約からお薬の受け取りまでの流れは、オンライン診療のご案内にまとめています。費用は保険診療の負担分に加えて、お薬代とシステム利用料が必要です。

膀胱炎についてのよくあるご質問

尿検査なしで、当日に診察を受けられますか。

はい、当日のご予約でも診察できます。典型的な症状がそろっている場合は、尿検査を行わず、症状の経過をうかがって判断し、抗菌薬を処方することがあります。ただし、発熱や背中の痛みがある場合、短い期間にくり返している場合、男性の方・妊娠中の方・お子さまは、尿検査のできる医療機関の受診をおすすめします。

尿検査をしなくても、膀胱炎と判断できますか。

典型的な症状がそろっている場合は、経過から判断して治療を始めることがあります。ただし、発熱や背中の痛みがある場合、症状をくり返している場合、男性の場合などは、検査を行える医療機関の受診をおすすめしています。

市販薬で様子を見てもよいでしょうか。

市販の薬には、症状をやわらげるものはありますが、原因となっている細菌に対する抗菌薬は含まれていません。症状が数日続く場合は、ご相談ください。

何度もくり返しています。オンラインで相談できますか。

再発の相談は可能ですが、くり返す背景に別の原因が隠れていることがあります。年に数回以上くり返している場合は、一度、検査のできる医療機関での評価をおすすめします。

当日中にお薬を受け取れますか。

診療枠の空き状況と、お選びいただく受け取り方法によります。電子処方箋に対応した薬局であれば、診察後にお受け取りいただけます。郵送の場合は数日かかります。

水分をたくさん摂ったほうがよいですか。

一般に、水分を十分に摂り、排尿をがまんしないことがすすめられます。ただし、水分だけで細菌がいなくなるわけではありません。症状がある場合は治療が必要です。

膀胱炎のこと、まずはご相談ください

ご予約はLINEから24時間お取りいただけます。オンライン診療に適さないと判断した場合は、対面での受診や他の医療機関をご案内します。

参考にした情報

監修
和泉 祥大 医師 一般社団法人誠雲会 日本橋クラウドクリニック 院長
監修日
2026年9月13日
最終更新日
2026年10月11日

このページは一般的な情報をまとめたもので、診断や治療を目的としたものではありません。ご自身の症状については、医師にご相談ください。